俺の国語辞典

辞書好き。気になる言葉のメモや思考の記録です。

日本語

フォールバックとは

意味:間引き運行 トラブル時にサービスを停止するのではなく、機能を減らしたり速度を低下させるなどしてサービスを継続すること。完全停止するよりもショボくても稼働しているほうがマシという考えのもとユーザーを切り捨てないために選ばれる手段。

あいつきとは

意味:仁義を通す挨拶。 対面、仲間入り、襲名披露、仲直りなどの場面において述べる古風な言い回しの口上。言葉を発するときは淀みなく言い切らなければならない。儀礼的で厳然たるものがある。

拡張者(かくちょうしゃ)とは

意味:自らの身体を科学的に改良して生身の人間を超える能力を得る人。 ゲノム編集、人工知能、インプラントデバイスなどの方法で拡張することが考えられる。この「拡張行為」が行き過ぎると、倫理の問題に直面すると言われている。なお、現在、普及している…

ウェイクワードとは

意味:音声アシスタントを起動する合言葉 OK google、HEY Siriなどが知られている。この発話をきっかけに情報検索や機器の制御などを実行させる。漫画ドラえもんでのび太が口にする「ねぇ、ドラえもん」も実はウェイクワードである。いずれにせよ公衆の場で発…

ダイナミックプライシングとは

意味:動的な値付け 予約状況、天候、周辺イベントなどのビッグデータを基に、収益を最大化するために動的に価格を変動させること。同じホテルの同じ部屋が異なる値段で販売されている根拠とされる。従来はレベニューマネージャーという職種の人間が知識と経…

アンスクーリングとは

意味:非学校教育 一定の共通知識を備え体制に盲従しやすい人材を排出する機関でしかない学校の教育を否定し、子供が自ら学びを求めて起こす行動を大人が支援する教育。競争から協調へのシフトを掲げる。大人は答えを教えない、強制もしない。ただ、子供の興…

コーホートとは

意味 世代。 語源は古代ローマの軍団。マーケティング用語としては「世代」と同義である。生まれた時を基点とした同年代のグループを表し、文化的にも近い背景を持つ集団を指す。

(人名)さー

意味:ちょっとこっち来て 用例、佐藤さー。 さーは下がり気味に。(人名)の部分には格下と思っている人物の名前が入る。この語は、「ちょっと話があるからこっちに来て」のような類の小間使い的な一文が省略されていると思われる。

焼灼(しょうしゃく)とは

意味:外科的に皮膚組織を焼くこと スターウォーズに登場するライトセーバーに触れると一瞬で焼灼され、傷口には死んだ組織が残るとされている。

近傍検索(きんぼうけんさく)とは

意味:文字と文字の距離を条件に指定する検索 あるメインワードから何文字以降(または以前)にサブワードが出現する文書だけを探し出すことができる。たとえば、メインワード「プログラム」に対し、サブワード「ソースコード」が5文字以内で後ろに出現する文…

ガミースマイルとは

意味:極端に歯茎が見える笑顔 整形外科や歯科で治療を受けられる。毒素であるボトックスを注射し筋肉の動きを調整したり、歯の矯正をしたりすることが主な治療法とされる。

デジタルタトゥーとは

意味:ネットに残る黒歴史 ネットに公開した恥ずかしい過去の動画、写真、文章などがいつまでも消えることなく拡散していく現象を、消したくても消せない入れ墨にたとえた語。

【造語】「動詞」+どうぞ

意味:柔らかいお勧め 例、足を崩してどうぞ、食べてどうぞ。

タグるとは

意味:ハッシュタグで検索する Googleで検索するいわゆる「ググる」の次に来る検索行動。SNSでハッシュタグを検索することの比重が増えつつある。理由は、等身大の人物が発信する親近感のある情報、ライブ感のある情報が得られるという点が検索エンジンより優…

ウェイ感(うぇいかん)とは

意味:アゲアゲでチャラチャラした雰囲気 大声で仲間と盛り上がる、勢いだけで会話を成立させる、人目を憚らない大胆な行動を取るような人々が醸し出す雰囲気。ウェイ感は学生に見られるが、仮にそのまま社会人になった場合、軽薄で非礼なビジネスマンに見ら…

ボトルネック現象(ぼとるねっくげんしょう)とは

意味:遺伝子の多様性がなくなること 氷河期にホモ・サピエンスが1万人程度に激減し、その後繁栄した経緯があることから、現在の人類の遺伝子構造が似通っていることを指す。

決定木(けっていぎ)とは

意味:条件で枝分かれしたグラフ 複数のデータを最も効率良く分割していき、さらにその下位も同様にデータを分割していくことを繰り返すと根(ルート)から枝分かれした木構造のグラフが描ける。複雑なデータの集まりを単純な構造に変換できるため、予測や分…

ビザランとは

意味:ビザの期限の先延ばし 滞在国から一度出国すればビザの滞在日数もリセットされるルールを利用する。何度も出入国を繰り返せば、理論上はビザの期限を半永久的に伸ばすことができる。

捨て仮名(すてがな)とは

意味:小書き文字 俗に言う小さい文字。「あ」に対する「ぁ」など。拗音や促音を表現する。

【造語】水割り動画(みずわりどうが)とは

意味:内容の薄い転載動画 BGMを流しつつ延々とテキストがスクロールして流れるだけの動画。他サイトから拝借して広告を付け足しただけの画質の粗い動画。著作権の侵害、情報の受け手の負荷増加、動画サイトの媒体価値の低下など様々な問題を生じさせる。

サイバーデブリとは

意味:セキュリティが脆弱なまま放置されたネット接続機器 適切なアップデートを受けず、管理者不在でごみのように放置されたネット接続機器。ルータ、監視カメラ、白物家電、ゲーム機等がある。IoTの潮流からこれらの数は増え続ける傾向にあり、いずれサイ…

オーソライズドジェネリックとは

意味:特許の許諾を受けた後発医薬品 先発医薬品の特許が切れたタイミングで市場に出回るジェネリックに対して、特許の切れる前に許諾を受けたジェネリックを特にオーソライズドジェネリックという。有効成分、製法、添加物等は先発医薬品と同じように製造さ…

ファンカムとは

意味:ファンの撮影動画 アーティストのライブやスポーツ選手の試合等をファンが手持ちカメラで撮影した動画を指す。主催者側の撮影許可の元でファンが撮影しSNSで拡散することが一般的。韓流アーティストによく見受けられる。

【造語】親務(しんむ)とは

意味:双方の親が負う責任 親権の対語。親権が子供の視点を欠いた親同士の争いの種となり、親権争いという言葉まである現状で、双方の親が子供に対して等しく扶養する義務を持つという新しい考え方。離婚した元配偶者と子供とを面会させないために、人権保護…

率爾(そつじ)とは

意味:唐突 「率爾ながら」という形で、突然何かを切り出す際に使う紋切り型の言い回し。かつては、見知らぬ他人に問いかける際に用いた。

生活音痴(せいかつおんち)とは

意味:身持ちを崩しやすい人 家事全般の手際が悪かったり、近所付き合いがなかったり、毎月の収支に無頓着であったりすることが原因で生活水準を下げてしまう人。仕事一筋の頑固親父に見られる傾向。この場合の「音痴」は不得手という意味で使われる。

治山治水(ちさんちすい)とは

意味:植林と治水 山に樹木を植えて土砂崩れを防ぎ、河川に堤防を築き氾濫を防ぐこと。政治の基本とされる。

積む(つむ)とは

意味:割高で買う 特に自分が金に糸目をつけないと決めた分野に対して、たとえ割高でもお布施を納めるかのように信念を持って購入すること。

【造語】隠しウィンカー(かくしうぃんかー)とは

意味:右左折の直前までウィンカーを出さないこと たとえば、交差点信号待ちで左折する際、対向右折車が自車の前に割り込んで来るのを防ぐために、左折寸前までウィンカーを出さずに直進すると思わせるような行為。

ダマとは

意味:秘密裏にことを進めること。 公言することが不利益に働くと判断して、誰にも知らせずにおくこと。社会人においては転職、結婚、引越しなどライフステージの変化において利害関係者にダマを決めることが見受けられる。麻雀用語の黙テン(だまてん)の省…