パス度(ぱすど)とは
意味:外見の性別と心の性別がどれほど一致しているかを示す度合い
たとえば他者から見た外見が男性、自身の心も男性の場合はパス度が高いといい、逆に外見が男性で心が女性の場合はパス度が低いと表現する。女性性の場合であっても同じ。公共施設や社会意識はパス度が高いマジョリティ向けに形成されていることが大半であり、パス度が低い人は目的達成に躊躇したり、我慢や気疲れを負うこともある。
フードファディズムとは
意味:ある食品の体への影響を過剰評価すること
科学的根拠もないままに特定の食品を摂取するだけで健康を害する、あるいは逆に健康を促進するなどという誤った偏見を持つこと。一見それらしい因果関係が示されるがデータが不十分なので信憑性に欠ける。ただ、健康に悪影響があるかもしれないと言われればとりあえずリスク回避の行動を取る人が多く悪い情報ほど広まり定着しやすい。
共有地の悲劇(きょうゆうちのひげき)とは
意味:みんなで共有しているものは大事に扱われないこと
所有者が自分ひとりであれば大事に使って価値を損なわないようにする一方で、所有者が増えれば増えるほど、その価値を損なっても自分にその不利益が及ぶ割合が少なくなるので、大切に扱うモチベーションが下がる。所有者が各々自己の利得を最大化する行動を取ると所有物の価値を毀損するような使われ方となり結果的に価値が下がることを説いた経済用語。
土管化(どかんか)とは
意味:通信事業者が回線の提供しかできなくなること
本来、通信事業者は回線のみならず端末やコンテンツにまでサービスを広げ収益の多角化を図りたい思惑があるが、それぞれの分野で協力なプレイヤーが立ちはだかるが故に事業領域を拡大できず回線提供に甘んじる状態を指す。広義に事業領域を拡大できずコアサービスのみを細々と提供せざるを得ない経営状態になること。