俺の国語辞典

辞書好き。気になる言葉のメモや思考の記録です。

【造語】善意のエルサゲート(ぜんいのえるさげーと)とは

意味:悪気はないけど子供を心的に傷つける作品

エルサとは「アナと雪の女王」の主人公の名前。子供向け動画作品を表す。ゲートは疑獄。エルサゲートとは子供の心を傷つけることを目的とした悪意のある動画作品。

作者に悪意がない場合や、むしろ高邁な信念を胸に秘め確信的であると、一般的に保護者が子供に与えたくない情報、ーたとえば性、死、不条理などー を扱う際、表現が写実的で不都合な真実が露見する。それに対して受け手である子供の感情処理が追いつかない場合、結果的に心的な傷となる。この両者のギャップを原因とした悲劇と言える。

 

寄物陳思(きぶつちんし)とは

意味:気持ちを物で表現すること

かつおぶしに勝男武士の字を宛てて武勇を祈ったり、鏡餅の上に橙(だいだい)を供えて家が代々栄えますようにとの願いをこめるなど雅な駄洒落の類から、手紙にかみそりの刃を入れて送りつけるなどその物が持つ性質から類推されやすい現象に、発信者の気持ちを代弁させる手法がある。一般的には冠婚葬祭、民間習俗、和歌等で用いられる。

剣呑(けんのん)とは

意味:あやうい

俗に言う悪い意味のやばい。今にも危機や災厄が訪れそうな雲行きが危ぶまれる状況を指す。「剣呑、剣呑」と重ねて口にすれば、「くわばら、くわばら」や「やばいよ、やばいよ」に似た発言者の不安な心中や恐怖の気持ちを表す。