サラミ戦術(さらみせんじゅつ)とは
意味:発覚しない程度のズルを繰り返すこと
敵対勢力に看過されるほどのごく小さな攻撃をその都度小分けに繰り出して、最終的に大きな戦果を挙げる戦術。薄切りにされたサラミのような細かさになぞらえて。領土問題はサラミ戦術の典型である。
ダズンズとは
意味:アフリカの伝統的な対決型悪口合戦
現在のフリースタイルラップの原典と言われる。アフリカの子供達が一対一でリズムに合わせて互いの悪口を言い合う。言い返せなかったら負けとなる。テレビ番組「フリースタイルダンジョン」で繰り広げられる光景そのものである。
パス度(ぱすど)とは
意味:外見の性別と心の性別がどれほど一致しているかを示す度合い
たとえば他者から見た外見が男性、自身の心も男性の場合はパス度が高いといい、逆に外見が男性で心が女性の場合はパス度が低いと表現する。女性性の場合であっても同じ。公共施設や社会意識はパス度が高いマジョリティ向けに形成されていることが大半であり、パス度が低い人は目的達成に躊躇したり、我慢や気疲れを負うこともある。
フードファディズムとは
意味:ある食品の体への影響を過剰評価すること
科学的根拠もないままに特定の食品を摂取するだけで健康を害する、あるいは逆に健康を促進するなどという誤った偏見を持つこと。一見それらしい因果関係が示されるがデータが不十分なので信憑性に欠ける。ただ、健康に悪影響があるかもしれないと言われればとりあえずリスク回避の行動を取る人が多く悪い情報ほど広まり定着しやすい。
共有地の悲劇(きょうゆうちのひげき)とは
意味:みんなで共有しているものは大事に扱われないこと
所有者が自分ひとりであれば大事に使って価値を損なわないようにする一方で、所有者が増えれば増えるほど、その価値を損なっても自分にその不利益が及ぶ割合が少なくなるので、大切に扱うモチベーションが下がる。所有者が各々自己の利得を最大化する行動を取ると所有物の価値を毀損するような使われ方となり結果的に価値が下がることを説いた経済用語。