俺の国語辞典

辞書好き。気になる言葉のメモや思考の記録です。

【中国語】地包天(dì bāo tiān )ちほうてんとは

意味:受け口

 いわゆるしゃくれのこと。下の歯が上の歯よりも前に出ている状態。または下あごの形状が大きく前に突き出している状態の輪郭を指す。審美歯科では下顎前突症ともいう。上あごと下あごを天と地になぞらえたレトリックで「地が天を包む」と風雅に描写される。

もといとは

意味:指示を出した者が、その指示を取り消す時に発する間投詞

指示を受けた者の記憶に残っているうちに発せられてこそ意味をなす。校正用語のママイキに近いがもといは指示の取り消しにスポットを当てる一方、ママイキは変更前をそのままキープするニュアンスを帯びている。

 

【造語】まもののエサ効果(まもののえさこうか)とは

意味:人の心に潜む悪意を引き寄せてしまうこと


例えばマタニティマークは、公共の場で周囲の配慮や時として援助を求める緩やかな意思表示をほのめかすコミュニケーション手段であるが、この不文律にことのほか反発し不快感を表し、あまつさえ攻撃的に振る舞う輩までをもあぶり出す効果を指す。卑近な例は初心者マークや赤ちゃんが乗っていますステッカーなど枚挙に暇がない。

マミートラックとは

意味:産休明けに職場復帰した主に女性社員に与えられる将来性のないキャリアパス

事例として、需要なポストから外されたり、責任のある仕事を任せられないなど。多くは残業や休日出勤ができなかったり、時短勤務を理由に適用される。文字通りトラックのように出世の見込みのない専用コースを走ることになる。一般的には職位、給与、その他の待遇が下がり本人の意欲を削いでしまう。また会社に貢献できていない疎外感を感じて人間関係が悪化することもある。

 

【造語】かご送り(かごおくり)とは

意味:エレベーターの行き先階ボタンを押して自身は乗らず無人の状態で移動させること

エレベーターの人や荷物を載せる箱の部分をかごという。無人でかごだけ移動させる行為を指す。エレベーターを使った引越し作業でスタッフや荷物の運搬にかかる待ち時間を減らす目的で行われたり、エレベーターが一基しか設置されていない集合住宅において、夜間の時間帯は上階から降りる人よりも、帰宅者つまり一階から乗る人のほうが多いとの推測のもとペイフォワードの精神で行われる事例も散見される。制御プログラムにより、自動で特定の階にかご送りされるエレベーターもある。